あまりに壮絶な内容『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~ – 橘ちなつ』3巻11,12,13,14,15話【ネタバレ感想】

妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~
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ペパー
ペパー

こんばんは☆ペパーよ。

最新刊である3巻を読んだわ。
精神的にかなりくるものがある内容ね。

今まさに妊娠中の方とかは読まない方がいいかもしれない。

前回(2巻)の感想↓

実体験だからこそ気を付けないと『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~ - 橘ちなつ』2巻6,7,8,9,10話【ネタバレ感想】
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ざっくりとしたあらすじ

第十一話

退院して実家で生活を送る千夏。
もう閉鎖病棟には戻りたくない思いから、
少しずつ無理をしながらも、
“普通”にふるまっていた。
翼の世話をしては、隠れて薬を飲み、
夫婦で出かけて楽しそうにふるまっては、トイレで嘔吐。
おかしくなりそうだったが、
丁度目に飛び込んだ『少女まんが家セット』から、
漫画を描いて気を紛らわすのが最適だと考える。
家で漫画を描き始める千夏。
しかしいくら描こうとしても歪んだおかしい絵しか描けない。
そこに翼が泣き始める。
千夏母が翼を抱き子守唄を歌うが泣き止まない。
千夏の世界が歪み始める。
ペンを紙に叩きつけ、
翼を自分に貸すように言う千夏。
引きつった笑顔で、
翼の命を脅かす発言をする。
衝撃を受ける家族。
涼太は翼を自分の実家に預けるよう伝え、
自身は千夏と2人で自分達のアパートに行く事にする。
夜のアパート。
部屋の中は暗く散らかっているが、
その中でひたすら走り回りながら喋る千夏と、
呆然として座る涼太がいた。

第十二話

薬はいくら飲んでも千夏に効かなくなっていた。
千夏は、頭を激しく床に打ち付けながら謝り、
自分を激しく責め立てる。
死ぬ事を示唆する発言をすると、涼太はそれを諫める。
脚が動く、眠れない、食べられないといった症状に加えて、
取り乱したと思ったら笑いだしたり、
錯乱してても会話が成立したり、
かと思ったら人格をなくしたりとめまぐるしかった。
数日経ったある日の夕方、
千夏が電柱にとまるカラスの鳴きまねをしている所で、
涼太の何かが爆発する。
泣きながら苦しい気持ちを吐き出す。
何故ここまでしてくれるのかと問う千夏に、
愛情で溢れる言葉を返す涼太。
涼太の携帯に、
翼の面倒を一人で見ている涼太母が、熱を出したと連絡がある。
その様子を見た千夏は、
自分の携帯に母から連絡が来て、
”両親が来てくれる事になった”フリをする。
それならばと、涼太が母親の元へ行く段取りをつける為
また電話を始める。
千夏は、ソファに横になり何度も頭から落ちては、
死へのイメージトレーニングを行う。

第十三話

次の日、
涼太は、千夏の両親がもうすぐアパートに着く事と、
千夏の調子が良い事を確認すると、
千夏にせがまれて『最期のキス』をすると家を出る。
千夏は震える手で涼太に宛てた遺書を書き、
涼太のパーカーを着ると家を出て、
この街で一番高いマンションへと向かう。
途中で自分の生まれた産婦人科医院に差し掛かると、
自分を命がけで産み、大切に育ててくれた両親を思い出す。
自分を責め、翼に対しても申し訳ない思いを抱く。
マンションに到着し、階段を上りながら、
頭の中では翼の為にもちゃんと生きようと考える。
が、足は止まる事なく屋上へ辿り着く。
心の中で謝ると、
靴を脱ぎ手すりによじ登る。

第十四話

飛び降りようとしたその時、
携帯に着信が来る。
相手は帰宅中の涼太だった。
話しているうちに涼太は状況に気付き、
声を張り上げて、千夏を止める。
どうしても死へと向かおうとしてしまう千夏を、
電話で説得し、誘導する涼太。
なんとか千夏は涼太の誘導でマンションの下まで歩いて降りてくる事が出来た。
かけつけた涼太が千夏を連れ帰ると、両親もその状況を知るところとなる。
急いで荷物をまとめると、
再度同じ閉鎖病棟へ行かざるを得ない状況に。
入院手続きの際、涼太は、
千夏へのとある処置を了承する事となる。

第十五話

閉鎖病棟へ戻ってきた千夏。
腕と胴体を拘束帯で拘束される
紙おむつと膀胱留置カテーテルを装着する事となるが、
その処置中に生理が来ている事が発覚する。
次の日、千夏はずっと「おーい」と看護師を呼び続けるおじさん、
通称「おーいおじさん」がいた部屋へと移動させられる。
隣の部屋から「殺してと」叫び続けるおばさん、
通称「殺しておばさん」の叫び声が大音量で聞こえてきて、
精神的に不安定になってきた状態で、
つい拘束帯を眺めてしまう。
その形状に激しい恐怖を感じ、
錯乱し始め、
拘束帯を取るように絶叫を始める。

ネタバレ有の感想

 

ペパー
ペパー

ここから先は完全ネタバレありよ。

ネタバレが気になる方は、

先に「妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~3巻」を読んでね☆

配信は、まんが王国よ。

退院後、”普通”でいようとするが限界が来てしまう

思えば、普通でいよう普通でいようとここで無理してしまったから、
後々の症状悪化に繋がってしまったのね…。

翼君を見ながら、

「…つわりや出産の苦しみすら忘れるほどのかわいさってよく聞くけど
本当だね こんなにも幸せ感じられるとは 思わなかったよ」
「こんな天使を授かれて 私は本当に幸せ者だ…!!」

と呟くのに次の瞬間トイレで薬。

別に誰がいるわけでもないのに、
こんな事を口に出すなんて、
自分自身を思い込ませようとしたのかしら。

結局、
ふとしたキッカケで完全にタガが外れてしまう千夏ちゃんの描写は、
本当に恐ろしかった。

異常な表情で、

「おいで翼 ママと一緒に遊ぼう!」

の後に続くセリフは本当にゾッとしたわ。

周囲に翼君を守る家族がいなかったら…と思うと本当に恐ろしい。

アパートでの地獄の5日間

ペパー
ペパー

正に…地獄。

そうとしか言いようがないわ。

狭い部屋の中で、
異常な言動を繰り返す妻と二人っきり…。

ただでさえ新生児のお世話で睡眠もあまり取れていなかったのに、
ここに来て何日間も寝られない食べられないの毎日。

旦那さんもおかしくなったり、
倒れてもおかしくない状況ね。

それに夜中に大人が走りまわっているわけだから、
下の階の人も相当堪えたでしょうね。

こんな状況でも、
千夏にどうしてここまでしてくれるのかと聞かれて、
愛情たっぷりの答えを返す涼ちゃん。

菩薩……。

千夏が自分を暴れながら責め始めると、
羽交い絞めにしながらもそんな事ないとフォロー。
死を仄めかすと、真っ向から説得。

ペパー
ペパー

ここまで出来た人なかなかいないわよね。

ただ、精神の錯乱した相手にここまで寄り添ってあげているからこそ、
消耗も激しくて彼が壊れるのも時間の問題のように見えるけどね…。

涼太のお母さんが発熱

涼ちゃんはお父さんがいないのね。
だから、一人で涼ちゃんのお母さんが翼君を見てくれていたわけなんだけど…。

千夏の両親が来るからっていう彼女の嘘を信じて、
千夏を一人にしてしまう涼ちゃん。

ここまで精神状態が悪化していて、
希死念慮のある人間を少しでも一人にすべきじゃなかったわよね…。
この数日の間にも、千夏は自分の死を仄めかしたりもしていたし。

最初から涼ちゃんのお姉さんに頼むとか、
千夏の両親に翼君を頼むとか、
千夏の両親が本当に来るのを確認してから家を出るとか…。

色々案はあったと思うんだけど、
やっぱりここ最近の疲労がたまって、
涼ちゃんも思考力が落ちていたのかしらね。

自殺に向かう千夏の前に、自分の産まれた産婦人科医院

このシーンは胸が抉られる思いだったわ。

千夏のご両親は、10年間不妊に悩んだ末やっとの思いで千夏を産んだんだったわね。

走馬灯のように昔の思い出が断片的に1コマ内に描かれていて、
ああ、千夏ちゃんは本当に愛情たっぷりに育てられたのね。
って考えると余計に苦しくなったわ。

それでも千夏は歩みを止める事が出来なかったのよね…。

マンションの屋上で

心の中では、翼君の事を考えて生きようって思っているのに、
行動は止まらなかったわね。

ただこのマンション、
この街で一番高いマンションって事らしいから、
ある程度高級マンションなんでしょうけど、
めちゃくちゃセキュリティーガバガバよね。
誰かと一緒にエントランス入り込んだ とかでもなさそうだし。

それに、
階段を上りきるとそこには、何もなく狭いバルコニーだけっていうのも
どういう造りなの?って不思議に感じたわ。

まあそこらへんは置いておくとして、
涼ちゃんから電話がかかってきて、
涼ちゃんの説得と誘導でなんとか千夏ちゃんは自殺せずに済むのよね。

ここで涼ちゃんが言ってた
「眠らせながら治療する方法がある」ってのは本当なのかしら。

それとはまったく関係はないんだけど、
とある海外ドラマの主人公が双極性障害で、
脳に電流を流す治療を受けていたのを思い出したわ。

今こんな風に漫画が描けているって事は、
快方には向かうんでしょうから、
そこらへんの具体的な治療法も気になるわね。

拘束帯をされて、おーいおじさんの部屋へ

結局閉鎖病棟に戻されてしまった千夏ちゃん。

手と胴体を拘束された状態で、
「おーいおじさん」の部屋にうつされるのよね。

ペパー
ペパー

ていうか「おーいおじさん」どうなったの!?

退院できたわけないと思うんだけど…!?

おじさんがどうなったのか私めちゃくちゃ気になっているんだけど、
今後言及される事はあるかしら…。

まとめ

今回は、
周囲を騙して退院した千夏ちゃんが、
結局普通の生活に順応できず、
以前よりも症状が悪化してしまい、
自殺未遂を起こし、
閉鎖病棟へ戻って拘束帯を装着される。

という流れだったわね。

旦那さん、旦那さんのお母さん、千夏ちゃんのご両親と、
皆本当に優しい人たちだから、
早く皆幸せになって欲しいって思うわ。

次回の更新が待ちきれないわね。

2巻以降は、まんが王国で先行配信中よ☆

ペパー
ペパー

それではまたね☆
アデュー!

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